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2名でのシフト制で週5日間をカバー。社員の負担軽減とコスト削減を実現

タイガー魔法瓶株式会社
名古屋支店 支店長 中居憲男 様

パートタイム型の派遣を導入されるきっかけについて教えてください

直接採用するために募集をかけていたんですが、なかなかいい人材が集まらなかったところへパートタイム型派遣の提案をいただいたのがきっかけです。フルタイムの派遣とは違い、就労時間が短いという話を聞いた時には、正直いって大丈夫かな?という不安もありましたが、こうして導入してみると、実際のところよかったと思っています。
うちは、朝8時半から夕方5時10分というのが定時でしたので、これまでその時間はいて当たり前という感覚で採用していたんですね。ところがよく考えてみると、定時の時間帯にフルでいてもらっても、それだけ仕事のボリュームがあるかということです。実際に、パートタイム型の派遣を導入してみたら、短い時間のなかでも日々の仕事をうまくこなしていけることが分かりました。もちろん、時間内で終わらせようという意識を持って仕事をしていただいているからだとも思いますが……。本来は必要なかったムダな時間をカットすることができたので、一般の派遣会社さんにフルタイムで派遣スタッフをお願いする場合に比べると、時間を短縮できた分 だけコスト的にもメリットを感じています。

パートタイム型の派遣を導入されるきっかけについて教えてください

どのような業務で派遣を活用されていますか?

メーカーとしては大切な、販売後のお客様へのサポート業務です。具体的には、運送便で届けられる修理品の受付作業、修理内容のデータ化、入力作業、お客様 にお返しするための梱包や発送作業などです。お客様にお買い求めいただいた商品を直接扱う業務ですので、細かなところで気を遣う部分もたくさんあります。 その点でも、ある程度社会経験を積まれ、コミュニケーションスキルも高いスタッフの方に仕事をお願いでき、助かっています。

週5日をワークシェアにより2名でのシフト制にされていますね

はい。パートタイム型派遣の導入当初は、スタッフの方1名で週4日というスタイルでした。1日の勤務時間が短い分は、問題なかったのですが、ただ、修理品は毎日受け付けるものなので、どうしても1週間のうち1日は、派遣スタッフの方にお願いしている業務を社員が担当しなければいけない状態だったんです。その時、週5日をワークシェアというスタイルで2日と3日に分け、2名のスタッフ体制にしてはどうかという提案をいただき、その導入に踏み切ったわけです。 それにより、派遣スタッフの方にお願いしている業務に関しては、社員の負担がまったくなくなり、これまで1週間を通して自分のサイクルが組めなかった社員が、週5日をフルに自分のスケジュールが組めるようになり、コア業務に集中できるようになりました。

ワークシェアというスタイルに懸念はありませんでしたか?

そうですね。確かに、日々の業務を同じ方がすべてこなすのと、分担してこなすのとでは、仕事のリズムが変わったり、ムラが出てきたりするのではないか?引継ぎモレといった問題が起こってこないか?といった懸念もありました。人によって得手不得手や能力の差はあるものですから……。ところが、実際にワークシェアというスタイルを導入してみたら、そうした部分での問題よりも、ふたりの方にお願いしているメリットのほうが多いと感じています。

具体的にどんなメリットを感じておられますか?

例えば、お休みに関する部分では、ひとりの方が担当の日に用事ができてしまい休みたいという時など、もうひとりの方に都合をつけていただき、出勤してもらうこともできます。派遣スタッフの方の間でお休みをカバーしていただけるものですから、その点でも社員の負担がほとんどなくなっているのが現実です。それともうひとつ。派遣スタッフの方にお願いしている業務には、仕事量に波があるんです。大まかにいいますと商品の性質上、夏は比較的修理の依頼が少なく冬場は忙しいという季節的な波もあるのですが、その他にゴールデンウィークとかお盆、お正月になりますと、メーカーが休みに入ってしまうものですから、その間 の荷物が休み明けにまとめて入ってくるわけです。すると受付が通常よりかなり多い日ができてしまいます。そういう日は、都合さえつけば2名体制で対応してもらうといったやりくりもできるんです。基本は週2日と3日ですが、忙しい時期には週3日と4日にしてもらうといった、業務量に合わせて無駄なくフレキシブルな対応が可能な点も大きなメリットだと思います。

パートタイム型の派遣をうまく導入するポイントは?

やはり派遣スタッフの方が働きやすいよう、やってほしい仕事をきちんと伝えて責任部分を明確にし、それができる流れを作ってあげることだと思います。うち では派遣スタッフの方の担当を社員1名に任せています。仕事の内容もほとんどマニュアル化してありますので、毎日の仕事のなかで、あれこれ指示をすること はほとんどなく、業務を進めてもらっています。おかげさまで、うまく仕事も回っていますので、今後は社内の他の業務も見直し、社員の負担を減らしてコアな 業務への集積力をさらに高めていきたいと考えています。

パートタイム型の派遣をうまく導入するポイントは?

企業データ

企業名
タイガー魔法瓶株式会社
URL
http://www.tiger.jp/
資本金
8,000万円
従業員数
600名
事業内容
魔法瓶、炊飯ジャー、電気ポット、電気調理器具、アウトドア用品、環境快適製品などの生活用品の総合メーカー
備考
取材 : 2009年7月

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